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肝臓に関する病気とは?

お酒(アルコール)の飲みすぎで肝臓を悪くしたとよく言われますね これは余程たくさんのお酒を毎日長年も(10年以上)飲み続けないと普通はそれほど悪くはなりません。でも、もともとB型やC型肝炎ウィルスなどによる慢性の感染で肝臓を病んでいる人ではアルコールを飲むことはよくありません。また、食時などほかの因子も関係しますが、アルコールを飲みすぎて脂肪肝にもなります。また、様々な病気のためにのんでいる薬や、健康食品、さらに周囲の環境物質など思いもしない薬物による肝臓障害もあります。このように様々な原因に関係する急性肝炎などの急性の肝障害や、また慢性肝炎や肝硬変などが当院での治療の対象になります。B型やC型慢性肝炎が将来肝硬変に進まないようにするためのインターフェロン療法などに関して新聞などにもよくでていますのでご存知かと思います。慢性肝炎を長く患うとしばしば肝硬変に移行します。これがさらに長年を経て肝胆癌(原発性)が高率に発生します。慢性肝炎・肝硬変の患者さんは定期的に血液検査や超音波診断、CTスキャンを受けることが重要で、できるだけ早期に発見して、適切な治療を受けることが大切になります。
肝臓病は、私たちのライフワークです。
長年に渡って、手術(肝切除)、肝動脈塞栓術、エタノール注入療法、ラジオ波・マイクロ波凝固療法、経肝動脈(抗癌剤)注入療法など現在肝癌治療として行われている治療法のすべてを高度な技術で行ってきました。病状や全身状態に合わせて、さらに患者さんの希望もお聞きしながら治療方針を決定し、治療を行います。これらの治療実績に関しては、30年以上の長年にわたって前施設などで報告し、評価されてきております。また肝硬変が進行すると肝臓が硬くなることによって肝臓に入ってくる門脈という血管がミクロのレベルで細くなり、その結果門脈血が肝臓内に入りにくくなります。そのため門脈の血液は鬱滞し、心臓に戻るために胃のほうへ逆流して胃の周囲から食道の周囲に網の目のような迂回路を作ります。これは胃や食道の粘膜下で静脈瘤(食道胃静脈瘤)を形成し、これが破れると大出血(吐血、下血)につながります。この静脈瘤に対する治療法は現在はほとんど内視鏡的な治療法(内視鏡的静脈瘤結さつ術、硬化療法)が行われますが、状況によっては手術を必要とする場合もあります。ウィルス肝炎関連以外の肝臓病には、自己免疫性肝炎という難しい名前の病気や、各種の代謝異常から来る稀な病気もあります。肝臓で作られた胆汁が流れる胆内胆管という管があってここに発生する肝内胆管癌という腫瘍があります。原則的に手術を要します。また、腹腔内の血液の関係で、胃癌、大腸癌や膵癌、胆のう癌などが肝臓に転移することがしばしばあり、転移性肝癌と呼ばれています。これに対しても手術的に切除するか、何らかのルートを用いた抗癌剤による治療が勧められます。
他に肝臓の病気には肝膿瘍のようにできるだけ早く治療する必要があるものから、血管腫や肝のう胞などたまに経過を見ているだけでよい良性の腫瘍もあります。大変稀ですが、肝内結石などという肝臓内の胆管にできる結石もあり、これは多くの場合治療の対象となります。この施設ではこれらの病気に関して肝臓の機能検査や、超音波検査、CTスキャンさらには血管撮影、肝組織生検などの形態を見る様々な検査を行って、的確な診断のもとに、適切な治療を提案し、行います。
(肝臓に関する病気)
■急性肝障害 ・・・ A型 B型 C型
■薬物性肝障害 ・・・
病気の治療の目的で使用する内服薬、注射などが原因で肝細胞障害が生じた場合を言います。個体の特異体質により生じる薬物アレルギー性肝障害と、薬物又はその代謝物の肝毒性による中毒性肝障害があります。薬物アレルギー性肝障害の方が多く、肝障害の前に発熱、発疹などのアレルギー反応が現れます。肝障害は、薬剤を使用開始してから大体6週間以内に現れます。多くの場合薬剤の中止によって回復しますが、中には肝細胞障害や胆汁鬱滞が著しく、回復に時間を要する場合や予後不良なものもあります。
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